バレエ愛好家医師のブログ

若手医者の日記です。バレエと音楽、舞台が好き。

Kバレエ眠り

Kバレエ眠り、初日を見てきたので感想です!
見た帰りに思いつくまま書いてるので、後にちょくちょく付け足すかもしれません。
 
大幅な改変!1幕はもはや違う作品と言っても過言では無い。ノリとしてはバレエのロミジュリとNew Adventuresのロミジュリの違いよりもっと大きく違う。
 
曲もかなり違うの入ってて、ノイマイヤーさんもびっくりなレベル。全部チャイコ作曲のものではあるけどだいぶダークかつ、ファンタジー味溢れた作品となってます。
 
カラボスは女性ダンサーがトウシューズで踊るタイプです。Kだからセットがすごい動いたりするのかなと思ったけど、そういうのはありませんでした。
 
どうしてもすごくネタバレが入ってしまうので、普段全然使ってないブログの方に感想書きました!笑
 
1幕はオーロラの生誕祭、カラボス封印からの間奏曲挟んで、成長したオーロラが王子と出会い、カラボスの手下に堕ちてしまうところまで。
花のワルツ、ブルーバードpddと白猫pddは1幕後半に入ってて、少女オーロラの森のお友達という設定のよう。少女オーロラはだいぶクララ味があります。もしくは白鳥に変えられる前の王女。
 
話が複雑になっているので、どうしても説明が多くなってしまうのは避けられず、1幕は踊りやテクニックをガッツリ魅せるシーンはあまり無かったです。
 
2幕は通常バージョンの1幕と同じ始まり方→ローズアダージオ→眠りに落ちる→幻影のpdd→目覚め→結婚式
という流れ。
 
2幕はプティパの振り付けをほとんど踏襲してて、ダイジェスト版って感じ。2幕の中でオーロラはローズアダージオ+バリエーション+幻影アダジオ+結婚式gpdd
を踊らなきゃ行けないので、体力的にしんどそう…。日高せなさんは完璧に踊られていて、驚愕しました!
 
ダンサー感想
日高せなさんはいつも通りとても美しく、長い手足を華麗にコントロールしてて素晴らしかった!3幕のpddは踊り慣れてるのもあるのか、素晴らしい出来でした!
1幕はちょっと硬かったかもしれない
 
ヴィラン化された赤ずきんがカラボスの手下という設定で大活躍するんですけど、メイクと衣装がとても好みで演技も上手でした。山田夏生さんブラボー👏
 
その他感想
プロローグ(1幕前半)
・さすがに人数少なすぎて一国の姫の生誕祭なのになんだか寂しい。
・妖精1匹減らされてる。
・メイドの衣装かわいい。
・ベイビーオーロラの人形はさすがにもうちょっと本物っぽいのの方が良かったのでは。完全にメ〇ちゃん。
 
1幕後半
・カエル。
・熊川御大を超えるブルーバードはなかなか踊れないだろうな…とどうしても思ってしまう
 
2幕前半
・ローズアダージオで明らかに感じ悪いデジレ
 
2幕後半
・前半で友達の存在が示されてるので、結婚式に招待されてることに説得力が出る、happy感も増す
赤ずきん(笑)
・金の精の衣装は黄金の仏像を得意としたK氏へのオマージュ…?深読みすぎか。
・眠りについた元凶の男との結婚を認めていいのか?という疑問は残る
 
1幕は本当に古典ガン無視で、クラシックバレエの名場面(ローズアダージオ)も無いのかな?大丈夫?と心配になるけど、2幕でバレエ部分を回収していく感じでした。とにかく体力的には大変そうですが…あと衣装替えも。
 
そうそう、衣装とセットはとても良かったです!