バレエ愛好家医師のブログ

若手医者の日記です。バレエと音楽、舞台が好き。

東京大学SPHに合格しました

医師になって今年で5年目。

色々考えた結果、physical health以外の分野をメインに勉強しなおしてみたいという考えに至り、東京大学のSPHを受験し、合格しました。

2024年4月から大学院生となります。

忘備録的に下に勉強の記録を残します。後日英語の勉強法も残そうと思っています(今も英語は勉強中ですが。。)

有名な東大SPHブログにも以下と同じ内容をアンケートとして回答しています。

 

東大SPH受験記録

勉強期間:5月最後の週から。(SPHの入試説明会にいった次の日から過去問取り寄せや勉強を開始しました)
 
推薦参考書:公衆衛生がみえる、統計学演習、わかりやすいEBMと栄養疫学。
(小論文の参考書買いましたが結局読みませんでした、ロスマンも買いましたが読みづらく挫折しました…)
 
各科目の勉強法
・英語:現役の医師ながら英語論文や英語には苦手意識あり。大学時代のTOEICは600台で、自分には英語の才能がないと信じてました笑。しかし受験前年の9月頃から海外大学のSPHやMBA受験に興味があり熱心にTOEFL受験をはじめ、3月には85点を取りました。(ちなみに半年前の9月で62点でした、TOEFL勉強法については後日このブログで公開したいなと思っています)
ただ、東大SPHの英語は設問の作り方が独特で、配点を見てもほぼ英語で決まると言っても過言ではないので、過去問の英文を精読したり、日本語訳をきれいにできるように直前期は集中的に練習しました(しかし日本語で回答する問題がなくなっていたので、あまり意味なかったかもしれません。サマライズする練習がいいかもしれません。)
 
・公衆衛生:過去問8年分を4周くらい。周辺知識をEvernoteにまとめてノートにしました。
・統計:参考文献の統計学演習を例題のみざっとやってから、過去問8年分を4周くらい。Youtubeヨビノリと統計学基礎のチャンネルは1~2回見ました。わかりやすいです。
・専門分野:本当に何をやっていいのかわからなかったです。過去問8年を2周くらい。出たところ勝負だなと思ってました。東大出身者や内部生以外はどうしようもなさそうな気がします。
・小論文:「ヘルスリテラシーの低さと、なぜそれが問題なのか、その解決策」について述べました。だいたい1600字。事前に手で書いてみてギリギリ1時間で書けると判断しました。小論文が得意そうな知人(法学部出身、公衆衛生や医学とは何の関係もない)に見てもらってブラッシュアップしました。
 
失敗談:
・勉強開始時期が遅かったような気がして、6ー7月で根を詰めすぎたため、8月の受験前3週間頃は若干過去問を解くのに飽きてきて、普通の英語の勉強をメインにしていました。勉強は毎朝5時に起きて出勤前に2時間、土日に5時間くらいしていましたが、2ヶ月くらいが頑張れる限界な気がします(私だけかもしれません)
 
面接:これまでの人生で面接は得意だと思っていたのですが、ド緊張&テンパりすぎて、声も震えるし上ずるしで散々でした。志望動機を述べている途中で「肩の力抜いてリラックスして!」と励まされ(?)ました。退出した瞬間「落ちたかもしれない…」と思いました笑。30人の教授教員が大集合している様子は、事前に聞いていても本当に怖いです。
質問内容は、「志望動機」「それはSPHで学ぶことでどのように達成できると思っていますか?」「どのような研究をしたいですか」「博士課程に進むとしたら1年コースでは時間が少なく相当頑張る必要があるが、大丈夫か」←これは私が研究テーマを決めておらず曖昧にしか答えられなかったからだと思います。「頑張ります!」としか答えられませんでした笑